出張先温泉巡り~島根県温泉津温泉「薬師湯」

日本全国を飛び回る私たちにとって、各地の観光地や温泉巡りも楽しみのひとつ。
今回は島根県に出張中の従業員が堪能した、温泉津温泉をご紹介します!


出張の楽しみといえば色々ありますが、温泉巡りもその一つです!
今回の出張先、島根県は情緒ある昔ながらの温泉が数多くあります。長期出張という事もありいくつか行ってみた中で感動した温泉を紹介します!


温泉津温泉「薬師湯」
一瞥し、はてと読み方に悩みましたこちら、温泉津と書いて“ゆのつ”と読みます。
“津”には港という意味があるので“温泉のある港”という意味らしいです。
世界遺産である石見銀山遺跡の一部であり、温泉街は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
温泉街の入り口からタイムスリップしたような、そのレトロな街並みを堪能しながら歩くと、街の中ほどに目的地である「薬師湯」の建物が現れます。
島根までの移動の道中で温泉津温泉を教えてもらい、ネットで検索した際は画像加工を疑っていたのですが、そのままの美しく佇む建造物に感嘆の声が漏れました。

(丸い特徴的な建物が温泉、隣の白い木造建築は旧館で、今はカフェを営業しています。)


お湯に入る前に既にアトラクションみを感じて興奮しておりましたが・・・
一番の目的は泉質‼
如何に日頃の疲れが取れるかです。

この薬師湯、日本温泉協会の天然温泉審査で審査項目オール5と最高評価を取得。
原爆治療にも利用された万病に効く最高級の天然温泉。との触れ込み。
期待せずにはいられません。
お湯の温度は46度の源泉がかけ流しとなかなか熱め、受付にて洗い場で休みつつ出たり入ったりを繰り返し入浴するよう説明を受けます。
脱衣所ではお水が用意してあるのでそれを飲みいざ温泉へ!

温泉自体は広くなく真ん中に湯舟がひとつととてもシンプル。
しかしその周辺にこびりついた、湯の花による茶褐色に色づいた、鍾乳洞の岩肌を思わせる床の様相に、まずは視覚から他の温泉とは違う!という圧を受けました。
素早く身体を洗いいざ入湯。熱い!
源泉のままの温度であろう湯口から、一番遠い入り口近くから入るもやはり熱い!
全身にビリビリと衝撃、しかしお湯自体は優しく肌辺りもよく気持ちが良いです。
2~3分の入浴を数回繰り返すことを推奨されましたが、熱さと人の多さにより1往復ほどで早々に退散、そんな短い入浴でしたが全身ぽかぽかに温まりました。


温泉からの帰り道、温泉街にある龍御前(たつのごぜん)神社に近づくにつれ、太鼓や笛の音が聞こえてきました。なんとこの日は神社で伝統芸能である石見神楽が行われており、こちらにもちょっと寄ってみました!


日本神話を題材に演じられる石見神楽、「塵輪(じんりん)」という演目を途中から拝見。
神社内には溢れんばかりの鑑賞客、真ん中で金糸銀糸の豪華絢爛な衣装に身を包み、お面を被った演者が舞っています。
狭い空間で行われる激しい舞とお囃子はド迫力で感動しました!


温泉と神楽で温泉津を堪能し大満足でホテルに帰りましたが・・・
本当の感動は次の日の朝でした。
まず寝起きに違和感。身体が軽い、凝りが全くない。

日々の疲れプラス、神楽鑑賞の際にも縮こまって正座していたので、どこそこ凝っていてもおかしくないのですが、信じられないくらい身体が軽い!心当たりは温泉のみ。
オール5評価本物の温泉の名に偽りなし。
やはり神の国の温泉は違いました。