和歌山事務所便り~高知県の観光名所「はりまや橋」

当社は五島の本社に加えて、鹿児島や和歌山、北海道にも事務所があります。
今年度からは本社だけでなく、各事務所の様子を、
従業員の仕事ぶりやその土地の風景、魅力等とあわせて発信して行きますので、
どうぞお楽しみに!
和歌山事務所2週目のお便りは、高知県に出張中の従業員からです。


♪「土佐の高知のはりまや橋で坊さんかんざし買うをみた、よさこいよさこい」

というフレーズのよさこい節で有名な、高知県の名所「はりまや橋」について、Googleで検索していたら、はりまや橋が4か所あるという興味深い記事がありましたので、早速高知市内まで電車に揺られて行ってきました。

簡単にはりまや橋を紹介すると、江戸時代の高知の大商人である播磨屋と櫃屋(ひつや)の本店が、堀川という堀で隔てられており、両者の往来の為に架けられた私設の橋が名称の由来だそうです。

高知駅南口を国道32号線(路面電車通り)沿いに南方向へ約700m行ったところに「はりまや橋」の大きな看板があり、国道の脇に1つ目のはりまや橋があります。

朱色の木製の欄干に「はりまやばし」と書いてあり、この橋は平成10年(1998年)に架け替えられたもので、初代はりまや橋のレプリカという事。

大体の観光客はこの橋を目当てに訪れ記念撮影を楽しんでるのではないでしょうか?
私もその1人でした。

国道32号を挟んで向かい側に架かっている、薄いグリーンの鋳鉄製の橋が2つ目のはりまや橋で、明治41年(1908年)10月完成で、昭和初期に撤去され、高知市内の旅館の庭に長期間保管されていたものを、1998年に現在の場所へ移設されたそうです。

3つ目のはりまや橋は、国道32号線の地下を東から西へ通っている地下道の中にありました。
この橋は昭和32年(1958年)に作られ、その後平成9年(1997年)に役目を終え、地下に展示されているそうです。
40年近く雨風にさらされて外観はかなり年季が入っているなと感じました。

4つ目のはりまや橋は国道32号の車道と歩道の境にある石造りの欄干で、たしかに「はりまやばし」の文字が書いてあります。
これまでに紹介した3つのこじんまりとした橋とは異なり、重厚で頑丈な感じが見て取れました。

江戸時代から令和までの長い時間の中で、はりまや橋は何度と架け替えられ、悲恋の物語の舞台となり、歌になり、今は観光地として大勢の人が訪れる名所となっており、日本三大がっかり観光地の不名誉な称号を与えられていますが、掘り下げて探求すれば新たな発見が出来たような気がしました。

またはりまや橋を舞台とした、僧侶の純信と町娘お馬の悲しい恋の話も掲載したかったのですが、また機会があれば紹介したいと思います。

日本三大がっかり観光地を検索していたら、長崎県のオランダ坂があったことに、長崎市民の私としてはがっかりな結末でした;;